航空大学校一次試験の数学対策【最適な参考書も紹介します】

 

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航空大学校の総合2で出題される数学について悩んでいる方へ。

 

 

航空大学校の数学の対策が知りたいという方、

合格者が行った効率的な勉強法を知りたいという方はいませんか?

 

本記事を読むことで、

航空大学校の数学対策で最適な勉強法、②合格者が使っていた参考書

が分かります。

 

本記事は以下の順序を解説します。

 

もくじ

 

 

 

この記事を書いている私は、文系学生ながら4ヶ月で効率的に受験対策を行い、

航空大学校に一発合格を果たしましたので情報の信頼性担保に繋がると思います。

 

 

 

(英語記事はこちら)

laublog.hatenablog.com

 ( 物理の記事はこちら)

laublog.hatenablog.com

 

 

 

文系でも数学の対策は可能か?

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結論からいうともちろん可能です。事実、私以外にも文系学生が数多く合格を果たしており、文理の壁を乗り越えて物理対策をしっかり行えた証明となっています。しかし、理系の人たちに比べると不利なのは間違いありません。しっかり努力を積まないと合格は難しいでしょう。数学の知識は入学後の座学過程に絶対に必要ですし、その先の飛行過程、エアラインパイロットとして働く際も必要です。そう思えば受験対策の数学って乗り越えられませんか?私は「いまこの勉強は将来に使える」と思うことでモチベーション維持に努め、数学対策を乗り切りました。

数学の問題は範囲が少し広く、効率的に対策を進めなければいけません。まれに難題も出題されますが、基本的な知識や問題慣れがあれば解ける問題が多く、壁を乗り越えればどうにかなると感じています。ただ公式や解法を暗記するのではなく、きちんと公式の成り立つ理由を考えながら勉強していきましょう。この「公式の成り立つ意味を考えながら勉強する」というのはとても大事で、過去問にもあるように公式の成り立つ理由を問う問題が出題される可能性があります。深い理解に役立つだけでなくそのまま出題されることがあるので一石二鳥ですね。

 

航空大学校一次試験の数学対策

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航空大学校の数学の出題範囲

航空大学校の募集要項には以下のように記載されています。

時事問題を含む社会常識及び数学(数と式,二次関数,二次方程式,三角比,三角関数,指数関数,対数関数,微分積分,平面図形,ベクトル等),自然科学(気象,力学,熱力学,波動,電気と磁気等)の一般知識を問う試験をマークシート方式で行います。

つまり、数学の出題範囲は「数と式,二次関数,二次方程式,三角比,三角関数,指数関数,対数関数,微分積分,平面図形,ベクトル等」ということになります。高校数学で言い換えると数学ⅠAから数学ⅡBの範囲ですね。数学Ⅲの範囲はとりあえず含まれていません。私が過去問の研究をしたときは気づきませんでしたが、一部の問題に関しては数学Ⅲの範囲が含まれているとの噂を奇異とことがあります。その分野は微分/積分のどちらからしいです。私は気づきませんでしたので恐らく数学Ⅱの考え方でどうにかできる問題だとは思いますが、万一余裕のある人は簡単に数学Ⅲの参考書を見ておいてもいいかもしれません。オススメはしませんが。

 

航大の数学には顕著な傾向がある!?

航大の数学には傾向があると思います。例えば、「ベクトルが好き」ですね。ベクトルに関する問題は頻出です。よく分かりませんがベクトルって昨今では軽視されているようで(?)指導要綱から消されるとかなんとか言われているようです。ただ航大にはよく出題されます。このように航大には明らかに頻出される分野がありますので、よく過去問研究をした上でばっちりと対策することが必要です。

私はベクトルだけでなく数と式についてもしっかりと対策をした覚えがあります。頻出問題だったのと公式や解法を覚えれば瞬時に解けるだろうな、と思う問題が多かったからです。文系で数学を説き慣れていない私だからこそきちんと対策をしないといけないだろうなと思いました。

 

 

オススメの参考書

数学の参考書として圧倒的な支持を集めているのが「チャート式」です。

チャート式は色で難易度が分かれています。航空大学校のレベルにあうチャート式は黄チャートです。

 

 

先日の記事で「航大の入試レベルはセンター試験とよく比較される」と書きましたが、まさに数学も黄チャートで典型的な問題をしっかりと解くことが一番の近道と言えるでしょう。受験生の多くもこの黄チャートを使っているのではないかと思います。

チャート式のいいところはその豊富な問題量です。出題される典型問題を網羅しているので「数学問題の辞書」としても使えます。過去問研究で解けない問題があったときはチャート式で類題を探し、それを参考にして問題を解いていきましょう。もちろん最初は黄チャートを何周も解いて解法を身につけることが大切です。

 

・・・と、ここまで黄チャートをオススメしてきましたが、肝心の私は違う参考書を使っていました。私が使っていた参考書は黄チャートより難易度が高い「青チャート」です。

 

 

私がなぜ青チャートを使っていたかというと、すでに家にあったからです。推奨されている黄チャートより難易度が高い参考書が解けるようになればより万全の対策ができたことになるし、わざわざお金かけるのももったいない!と思ってケチりました。

実際青チャートでもよかったか?と振り返ると、正直どちらでもよかったと思います。もしかしたら青チャートをやることで余計に時間がかかってしまったかもしれませんが、文系でより大きな負荷をかけなければいけなかった私にとっては良い結果をもたらす理由になっていたのかもしれません。どちらを選択するかはみなさんにお任せします。いまチャートを持っていないならわざわざ青チャートを買う必要はないでしょう。黄チャートを完璧に仕上げてください。

 

(参考)チャート式の色の違い、メリットやデメリットなどを比較しているサイトを発見したので気になる方はこちらを参照してください。

keio-waseda.jp

 

 

 

では、今回は以上です。

数学も物理と同じく、大の理系嫌いの人にはしんどい科目かも知れません。ただ明らかに出題傾向がある科目でもあるので万全な対策で試験に挑みましょう。